補酵素の機能
補酵素は生体内で原子団の運搬を行なうが、原子団の授受を行なうことを意味する。授受を行なう状態についてはそれぞれ、
- ~~受容体:原子団を受け取る状態
- ~~供与体:原子団を与える状態
という用語が用いられる(~~は伝達を行う物質名)。この両者の機能を有する物質名として『~~伝達体』と言う呼称が与えられる。例えば、もっとも有名な補酵素である補酵素Aに関しては、
- 受容体 → アシル受容体-転移酵素系(SH-CoAあるいはCoA)
- 供与体 → 転移酵素-アシル供与体系(アセチルCoA)
等と表記される。補酵素は遊離状態を呈することによって、1種類の物質をもって様々な代謝系に対応する。例えば補酵素Aではクエン酸回路およびβ酸化に関与している。